2016年9月7日水曜日

大阪市パノラマ地図検定解説編(2-5)

大正13年発行の「大阪市パノラマ地図」から出題した、大阪市パノラマ地図検定の解説編です。

(第2回 第5問)
下の地図は大阪市パノラマ地図のある部分を拡大したものです。
A 地図の中心の赤丸印の場所には当時何があったでしょうか?(建物名、橋名など)
B 現在はどうなっているでしょうか?
C 江戸時代天保年間には何があったでしょうか?
市庁はここへ移転する前はどこにあったでしょうか?

  配点は、A、Dは各2点、B、Cは各3点とします。

解答と解説
A 三代目大阪市庁舎
B 四代目大阪市庁舎
C 唐津藩の蔵屋敷
D 二代目の庁舎は北区堂島浜通2丁目にありました。


 二代目の市庁舎は北区堂島浜通2丁目にあった木造2階建ての議事堂を持つ仮庁舎で、明治45(1912)年5月に竣工し、5月18日に江之子島の旧庁舎から移転しました。

 明治44(1911)年2月、大阪市会では大阪・中之島公園の地に新庁舎を建設するの議を定めました。市はその設計案を懸賞募集とすることで一般の案を募り、大正元年(1912年)9月に行われた審査の結果、応募された65案中3案が優秀案に選定され、この3案を参考に設計されることとなりました。優秀作の第1席は台湾総督府技師小川陽吉の案でした。


 計画は大阪市の財政事情により延期されながらも、大正6(1917)年6月、片岡安により実施設計が行われた後、大正7(1918)年6月に着工し、大正10(1921)年5月に竣工しました。この三代目庁舎落成を記念して大阪市歌が制定されました。
 三代目庁舎は、御堂筋を挟んで片岡安の師・辰野金吾設計の日本銀行が向かい合っていました。

 昭和57(1982)年1月、三代目庁舎の東側に四代目の新庁舎の第1期工事が完工した後、同年5月7日に閉庁式が執り行われ、同年6月11日より取り壊しに着手されました。跡地に新庁舎の第2期工事が昭和61(1986)年1月27日に完工しました。

浪華名所獨案内の中之島付近
天保新改攝州大阪全圖(天保8年発行)の中之島付近
明治41年、昭和4年、昭和32年地形図、最近の航空写真の中之島付近(今昔マップ3)

第2回第6問はこちらからどうぞ。≫ http://sumai-osaka.blogspot.jp/2016/09/blog-post_14.html
第2回第1問はこちらからどうぞ。≫ http://sumai-osaka.blogspot.jp/2016/08/blog-post_10.html
第1回第1問はこちらからどうぞ。≫ http://sumai-osaka.blogspot.jp/2016/06/blog-post_1.html

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